マッサージの効果





マッサージの効果について
 マッサージには、主に次のような5つの効果があります。

1 興奮作用
 病的に機能が減退している神経や筋に対してその興奮性を高め、機能の回復を図る作用をいいます。

2 鎮静作用
 病的に機能が亢進している神経や筋に対して、その興奮性を低め機能の鎮静を図る作用をいいます。

3 反射作用
 病巣から遠く隔たったところ行うと、中枢神経系を介する反射機転により病的状態にある内臓などの機能の調整を図る作用をいいます。

4 誘導作用
 外傷、炎症などにより、発赤、腫脹、疼痛などの症状が著しいときや、脳充血、皮下出血などで直接患部への施術が不可能な場合に、その部位よりも心臓に近い部分に施術し、患部の鬱血や病的浸出物を誘導し吸収させる作用をいいます。

5 矯正作用
 関節周囲に癒着などの障害があるとき、癒着を剥離し、短縮した軟部組織を引き伸ばすことによって関節機能を回復させる作用をいいます。
 
マッサージが組織・器官に及ぼす影響

1 皮膚に及ぼす影響
 @皮膚表面から古い角質を取り除き、皮脂腺、汗腺の開口部を広くします。これにより皮膚呼吸が活発になり、皮脂腺、汗腺の分泌が促進されて皮膚に潤いを与えます。
 
 A皮膚の血液循環、リンパ循環が促進されるため皮膚への栄養供給が活発になり、その結果新陳代謝がさかんになります。

 B頭部に行った場合、毛髪の育成を促すことができます。

2 循環系に及ぼす影響
(1)心臓に及ぼす影響
 @末梢に行うと、末梢循環系の血行を良くし血管壁の抵抗が減少します。その結果心臓の負担を軽くし、心臓の動作能力を高めます。

 A心筋に対して反射的に反応し、1回当たりの拍出量を増加します。

 B頸動脈部や眼球部への圧迫刺激は迷走神経を刺激し、血圧を下げる働きをします。

(2)血管・リンパ管に及ぼす影響
 @血管に反射的に作用し、全身の血液の循環が促進されます。

 A血液の環流を促し、これにより血行障害が改善され炎症性の浸出液や鬱血も速やかに除かれます。

 Bリンパの環流を促進し、この結果浮腫を起こしている原因物質、老廃物や病的浸出物、組織内に出血した血液などの吸収を助けます。

3 血液・リンパ液に及ぼす影響
 @白血球、特に多核白血球が増加し、またわずかに赤血球も増加します。

 A人体の防衛を司る細網内皮系(骨髄・肝・脾・リンパ)に作用して、その機能を促進するので病気に対する抵抗力が増強されます。
 
マッサージが神経系・筋肉に及ぼす影響

 「マッサージの効果について」のところの1〜3の影響があります。

引用・参考文献 ザ・マッサージ 山海堂 P18〜P27



                                                                                     
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